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隠れ家 [foods]

最近のお気に入り隠れ家?

我が家から5kmほど、ちょっと頑張って自転車で、スクーターなら丁度いい距離。
昭和レトロなそのお店は、ひとりで行くのにちょうどいい。

特筆すべきは、そのコーヒー。
厳選された農園の新鮮な豆を少量ずつ仕入れて丁寧にハンドドリップ。
サーヴされる温度は、60℃くらい?もっと低いかもしれないほどぬるめ。

コーヒーはあまり高温で抽出されると味も香りも飛んでしまう、といわれている。でもやはり一般には90℃くらいで抽出、75℃~80℃くらいで供されることが多いだろう。
ボクが猫舌だからかもしれないけれど、このぬるめのコーヒーが本当に香り高く味わい深い。ブラックで供されるストレートコーヒーが、まるでワインみたいにファーストブーケ、セカンドブーケというふうに香るのだ。


cafe-au-lait.jpg
カフェ・オレにつかわれるミルクも特別な生乳、これも温めすぎないようにされている。
とっても美味しい。



今日は「チキンカツ・サンド」を頂くことができた。ホットドッグ用パンにチキンカツ(ソースかけ)を挟んだだけ、という一件なのだが、これがまた、「むほっ♡」と声がでてしまうような、”正しい”美味しさ!

「うわ。」でも「おー」でも「ううむ・・・」でも「きゃー!」でもない、思わず「むほっ♡」とほくそ笑んでしまうような美味しさなのだ。これは、店主がこだわるように、このパン、このカツ、で、このソースでなければ出ない味わいだろう。

自家製のガトー・ショコラもチーズケーキも、すごくいい素材をストレートに生かす、とても美味しいもの。
でも、なんといったらいいのか、ああ、本当に説明が難しいのだけれど、「妥協せず最高の素材を使ってます」なお店にありがちな感じではないのである。

とても変なたとえなのだけれども、昔一生懸命美味しいものを提供しようとしていた洋食屋さんが、いつしかビーフカツレツ¥3000、とかハヤシライス¥2500とか、カリーライス¥2500とか、で、ウチはそんじょそこらの洋食屋じゃないんだよ、と言いたげな”妥協のなさ”ではないのだ。よい材料を探し求めること、それを生かす最良の方法を模索し供すること、でも、「町の洋食屋さん」のスタンスから外れることも勘違いすることもない、という地に足がついている良識(と、誇り)を保っている、というか・・・・(Cafeだけど)

ともあれ、美味しい独特のコーヒー、美味しいカツサンドにケーキで、静かに自分のための時間を持つことができる貴重なお店なのである。

ただしBGMはお店全体の雰囲気にあわせて昭和中期の歌謡曲が静かにかかってる。
iPod持参で、京都は小池レコードのバッハ名演集などBeyer Dinamics のイアフォンで聴くのがよろしい。

お店の名前?教えません(笑)
kanban.jpg


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