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B-works グループ展

エンフィストにして若き木彫作家の丸山氏。彼の所属するグループの展覧会があった。前回とても印象深い作品を見ることができたので、今回の展覧会もとても楽しみにしていた。さあ、今回の作品は・・・・

   
         
         (特別に許可を得て撮影)
『月光魚』(だったよね?(汗))と名づけられたこの作品。これまたとても印象づけられる。フォルムもすばらしいので、あっちからこっちから眺めていて飽きない。前回の作品では、遠い虚空を見つめるような、そのまなざしが印象的だったのだが、今回もそんなまなざしは継承されているように思う、が、それよりも全体のフォルムに目を奪われる。
むか~し昔のそのむかしに読んだなにかの本にあったと思うけど、確か、かのオーギュスト・ロダンはバルザック像を制作中に「どうしても落ち着かない。そうだ!」と驚く弟子たちを尻目に斧を持ち出すと、バルザック像の両の腕を肩から切り落とした、という。結果、あの堂々とした傑作が生まれたそうだ。そんな話をちょっと思い出させるような、このフォルム。

もうひとつ。月光に照らされた夜の海原に跳躍する巨体。その、ものすごくダイナミックな瞬間であるのに、やはり丸山氏による表現では、その連続した時間がすっぱりと切り取られたかのように、音もなく静止しているように感じる。悠久の時を感じさせながら今は静止しているこの感じ、作品を見つめているうちに、なぜか「屋久杉」というイメージが想起されてきた。
   
   
他の作家さんでは、日本画の「鳥」シリーズが素敵だった。『これも鳥』というアデリーペンギン、『凍える』という題のスズメなど、とてもいい感じで、こういう絵と一緒に暮らしたいなあ、と思った。   
   
   
   
おまけ。
     
最近TVドラマのヒットで俄かに人出が増したという神楽坂。その一角にあるBarで見つけたボトル。ラベルもボトルのガラスも可愛らしい。手にとってみると、裏には製作者3人の似顔絵!家へ帰ってから調べてみると、なんと長らくマッカランの醸造所でブレンドマスターを勤めていた人が独立して興したブランドだという。特筆すべきは、そのブレンド比率を完全公開しているということ!
本来ならそれこそ企業秘密のなかのヒミツなはず。人気も上々のようで、ネット上でも売り切れ表示が多い。


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maru

前回にひき続き、ご来場ありがとうございます。すみません会場にいなくて・・・
今回も『プレス』の腕章して撮影したんですか?(笑)もうすこし発表の機会を増やしていこうと思いますので、
今後とも、宜しくお願いします。
by maru (2007-04-11 02:00) 

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