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No engine, but life...またはネコとヒイラギ


最近わがエンジンたちになかなか出動機会がありません。まあ、そういう時も(勿論)あります。

先日は我が家のパーキングの生垣を手入れしました。いえ、ガーデニングは大の不得意です。必要上しかたなく枝葉を刈り込んだのです。生垣はこの時期に一番葉を伸ばします。葉が伸びると、服に盛大にひっかかります。雨の後などびしょ濡れになります。しかも、この生垣、なぜかヒイラギなのです。ヒイラギの葉の棘とげは古来悪霊を払うと云われているようですが、悪霊だけでなく世帯主にもチクチクと痛いのです。

で、自己防衛のため、止むにやまれず行動に出ました。ホームセンターで短い高枝鋏み?を買い込みました。これがなかなか優れもので、約50cmくらいの短いシャフトは地上すれすれから2.5mくらいまでの範囲を刈ることができます。腰をかがめずに作業できるのは、日ごろ手先と口先しか使っていないヤワな身には助かります。これが農作物の雑草刈りだったら、その面積や回数を考えると想像を絶する大変さでしょうね。生活を賭けて雑草と戦うときには、一雨ごとにずんずん成長する植物が敵や悪魔に感じるかもしれないなあ、と考えてしまいます。

でも、以前ある農家のおばあさんがこんなことを言っていました。「また(元気になって)草むしりができるようになりますかねぇ?わたしは草むしりが一番の楽しみなんですよ。」目を細めてそういうおばあさんを僕は信じられない思いで見ていました。普通、草むしりというのはつらく、イヤな作業なのではないか?できれば除草剤などでカタをつけてしまいたくなるようなことなのではないか?そんな作業が、楽しみになるとは。このおばあさんだって、以前はきっと草むしりはつらくイヤな作業だったのだろうと思います。でも、何年も何年もそれを続けてきた今、草むしりを通じて土を慈しみ作物の生長を愛しむというところまで昇華していったのだろうか、と考えました。

このくらいの作業量なら葉を刈る段階はけっこう楽しいものです。でも小さな生垣の伸びた葉だけといっても刈った葉を集めてゴミ袋3つに入れるのは、ヤワな私にはけっこう腰に来ました。たまたま家に軍手や"グリップスワニー”もなかったので素手でヒイラギの葉をつかんで袋に入れるのは、やはりチクチクとけっこうな痛さです。
忙しい時にはネコの手も借りたいというほどネコの手は手助けにならないものの代名詞ですが、こんな作業をしているときにネコがそばにいたら、チョイチョイとネコパンチばっかり繰り出して、まったくもって『邪魔』でしょうね。


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コメント 2

OB1

木辺に冬と書いてヒイラギ。花言葉は歓迎、用心。
銀猫の主に手伝ってもらえばよかったのにw
by OB1 (2007-07-23 21:19) 

motchie

>OB1,TNK!
『銀猫の手も借りたい』・・・・・・爆笑!
by motchie (2007-07-24 00:22) 

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