やせ我慢?な Cafe Racer [バイク]
R/E関係ブログをご覧の方は、ここ数日、この話題が少し盛り上がっていることをご承知かもしれない。まさに十人十色、ひと口に”カフェ・レーサー”といってもその捕らえ方は人それぞれで面白い。
今回、東京で「R/Eカフェ倶楽部」という大変な(笑)集団を立ち上げた若きR/E乗りホクトくんをはじめ、お馴染みBull増井氏やinnoty氏もそれぞれ所感を述べられているので、私メもひとつ・・・
カフェ・レーサーという語源も諸説紛々、解釈も色々。ボク個人は(勿論これは超・個人的見解であって他の方に押し付ける気は毛頭ありませんが)以下のように考えている。
1.カフェ・レーサーの定義
レーシングマシンのようにカッコよく仕上げた自慢の愛車で仲間が集まるカフェに乗りつけ、カッコつけてお茶しながらあーだこーだおしゃべりするためのマシン(笑)。カフェにたむろするというとロッカーズ文化と同時に語られることも多いが、ボクはロッカーズ的なことは全然わからない。
2.カフェ・レーサーはレーシングマシンではない
究極のカフェ・レーサーは、じゃあ本当のレース用車両を持ってきてナンバーとライトをつければそれでいいか、というと、全然ちがう(と思っている)。レーサーというものは、当然レースで勝つための道具である。厳しいレギュレーション(車両規則)の範囲内でコンマ1秒でも相手より先に出るために試行錯誤する。だから同じ名前のマシンでも時期によって仕様や外観まで違う場合があるし、それらは決してオーナーの好みでそうなっているのではない。デザインや色・音が嫌いでも、それでタイムが出るならそれをつける。だから、カフェ・レーサー的観点からいうと、もし本物のレーサーを買ってきてそれに最低限の公道仕様を追加してカフェに乗り付けたとしたら、それはダサい(笑)。シャレの世界に本物もってきてどーすんだよー、って感じでしょうか。絶対的性能を犠牲にしてでもオシャレでカッコいいほうを取るのである。レーシーなのであって、レーサーではないのだ。
事実、本当のレーシングマシンというのはサーキットで走っている姿は最高にカッコいいが、間近でマジマジと見ると、案外塗装や仕上げが雑であり、特に内装とかシートなんか「え?」というくらいそっけない。ひどいと発泡ウレタンの上からガムテープべたべた巻いて、はい、シートです、と。カフェはそうじゃない。オーナーの美学というかこだわりというか、が徹底的に細部にまで反映されていて、メーターやスイッチひとつまで意味がある(と思い込んでいる)。
たとえば、我がスーパーセブンは実際レース参加している(た)ので、その意味ではレーサーでもあるのだけど、オーナーの意向としてはあれは"カフェ”のつもりで製作したもの。ギリギリ”カフェ”を主張するパーツ(純レーサーとしては不合理といえる点)としては、重いガラス製のレーシングスクリーン、ゼッケンサークル灯、燃料計、そしてキーシリンダーである。保安部品でついていなければならないものも含んでいるが、これらをあえて残しているのは、このクルマの出自があくまで一般道路であることを物語っているし、純粋な機能より雰囲気や好みを色濃く反映している箇所である。
3.やせ我慢してカフェに乗る
低いハンドルにロングタンク、シングルシートにバックステップ、ジャジャ馬なエンジンに強化クラッチ・・・そもそも公道走行に適しているとはいえないレーサー気取りなマシンである。それでも腰をかがめ、カウルに頭をつっこみ、小粋に街をきびきび走る。誰も見てやしなくったって、手首や腰の痛みなんかおくびにも出さずカッコつけて走る。気分は、60年代のマン島TTレースだ。さあ背を丸め、やせ我慢して仲間のいるカフェを目指せ!
いいこというなあ……さすがカフェ倶楽部の重鎮!
“速い”以上のこだわりがなければカフェレーサーとは呼べないですね。
そのこだわりの違いが個性を生み出すと思います。
話は変わりますが、暖かくなったら横浜まで走りたいですね。
今度こそ艶之助号に負けないぞ、とw
by Bull (2006-12-22 15:32)
そりゃ派手派手フルフェイスに派手派手レーシングスーツ、背中から飲料水のストローが伸びている格好で、お茶しに来られたら皆さん引きまくりでしょう。。。
オイラ的にはHGのような黒黒レザーに鋲が沢山刺さっているのっだってイタイしぃ・・・
二輪のバヤイ、発動機が美しいのは、もとより! フレームも美しくあれ!! この条件が揃わぬマシンをお茶しても所詮は、お茶の途中でさじを投げるのでわ?なんちゃって・・(ワラ)。
スマソ、、酒に溺れてる時間帯でしゅ。。。
by innnnotty (2006-12-22 21:44)