ド素人丸出し [クルマ]
来たるSIDEWAY TROPHY にエントリーするべく最小モディファイが済んでカニ目くんがガレージに帰ってきた。
作業項目は
・ロールバー制作
・バケットシート取り付け
・ハーネスアンカー増設
・AFFF消火器設置
・前後トーイングフック増設
・ゼッケンサークル入れ
・F ディスクブレーキへコンバート
・R ラジアスロッド増設
・フューエルラインをNISMO電磁ポンプの系統へ一本化
・車高調整
というもの。
これに合わせ先日はファクトリーにお邪魔してシート合わせがあった。
そのシート合わせの際、かなりシートバックが直立しているものだったので、まず出来るだけ低く、後ろに仮組みしていただいた。そのためスライドレールは不使用に。
ポジションを確認すると、やはりかなり背中が立つ。同時に頭の位置が高くなり、(ハードトップを使う予定なので)ヘルメットを被るとかなり窮屈かつ前方視界にトップ前縁がかかってしまいそうだ。
シートの前端を3段階ある最低から中位置に変えていただいて再度ポジション確認。
うーん、もっと背を倒したいが、姿勢を少しうずくまるように座り、浮いた腰とシートの間はクッション増設で調整してみようか、ということで、この位置で付けていただくことにしたのだった。
納車され、シートクッションも届き早速またポジション確認。
ううむ、やはりシートバックが立ってるなあ。前端をもう1穴上げてみようか。。。
まずはシートのブラケットとシートを固定している4本のボルトを緩め・・・
と、このボルトが一般の六角ボルトではなく、アーレンキーで回すタイプ。で、右前のボルトにアーレンキーが入る隙間が無い。仕方なくベース部分をフロアに留めている4本のボルトナットを外し、シート全体を外す。
で、一段後傾させてから組み直そうとみると、あれまロールバーのベース部分にシートの背が当たってしまい、もとのフロア穴とシートベースが合わない。
はいはい、と今度はブラケットの前後調整穴を1コ分前にシートを付け直したが、まだ微妙にネジ穴が合わない。もう一回、更に1コ分前に付け直す。
これで、1ノッチ後傾させるため2ノッチ全体を前に付け直したことになる。今度はフロアの穴とベースの穴も一致できた。
やれやれ、とボルトを差し込みナットを締めて行く。
ご存知のように、クルマのフロアは真っ平らな一枚板ではなく、場所によってコの字断面だったりボックス断面だったり、かなり複雑に成形されている。今回のシートベース用の穴も右側2箇所は平、左前がボックス、左後ろがコの字断面の部分に空いていた。よってボルトの長さも右側2本は短く、左前が一番長く、左後ろがその中間くらいにカットされていた。
まずはその、位置と必要なボルト長さの関係を把握せずに「ここだったハズ」と締めていったら、こっちは長さが余り、あっちは足りずにナットが掛からない、とめちゃくちゃ。ああまったく!!と自分に腹を立てつつもう一回ボルトを正しい位置に戻して固定する・・・・のだが、左後ろのコの字の部分で、どうしてもコの字の内側(に少しコーキング剤のようなものが付着しているのもあり)に干渉してナットが掛からない。あーだこーだしているうちに、今度はナットが一個行方不明になってしまった。
コンクリート床であり、寝板の代わりに使っていた段ボールしかない状況で、どうしてナットが無くなってしまうのか。。。いくら探してもナットは見つからず、その日の作業は止む無く中止となった。
翌日、ホームセンターでM8のナットを購入、締めてみると、すぐにトルクがおかしくなる。なんとピッチが合わないのか??インチ規格か?? ああ、これでこの日も作業中止。
さらに翌日、インチネジはウィットワースとUSがあるはずなので、今回はもうミリ規格のボルトナットのセットごと買ってきて一箇所替えてしまうことにしてようやく作業完了。
「シートの背を一段倒したい」がためにこれだけ無駄な作業と、挙句にナット無くすという事態になってしまった。
こういう事態を招かないためには、最初のシート合わせのときに「忙しいメカニックさんにあまり手間を取らせてはいけない」などと余計な遠慮などせず、きちんと納得行くまで何度でもやり直して決定するのが、最終的にはやり直しをせずに済ませる方法であり、ひいては(自分でやったら元にもどらなくなりました(^^;;などといってまた工場に持ち込んだりして)メカさんをうんざりさせる事もないのである。
嗚呼、こういうことはSEVENで長谷川モータースさんに散々迷惑かけて学んできたことではないか。まったくド素人全開である。まだまだ修行が足りません。へい、おあとが宜しいようで・・・・
2013-02-12 11:26
コメント(1)
ボルトは時空の間に落ちてます┐('~`;)┌
by OB1 (2013-02-13 12:01)